ジャズフェス・真のフィナーレ


宴は終わったかに見えた。だが、真のフィナーレはこれからだった。ジャズフェスでは、イベントの締めとして最後にグランドフィナーレと銘打った大演奏会を開きます。
今回はジャズはもとより、カントリーや島唄など様々なジャンルの演奏が行われ、最後は会場全体で「見上げてごらん」を歌って終了、と相成りました。

ところが、終了のアナウンスのあとも、舞台の上ではまだバンド(Swinging Herd Orchestraさん他)が音楽を奏でていました。多分、これは単なるアナウンスのバックミュージック的扱いだったのだと思うのですが…。

しかし気がついたら、舞台の前には帰らなかった観客が集まってきていました。
そして、全員で手拍子を打ったり、手を振ったり。

なんとアドリブ演奏まで披露してくれるとは!なんとバンドのほうでも、それにノリノリで応じてくれました!
トランペットのアドリブソロや、バンド間でクロスしてのアドリブデュオまで披露してくれました。
それどころか、端の方にどけてあったコンガをわざわざ持ち出して、パーカッションテクニックを披露してまで頂けました。

まるでおまけ演奏とは思えない長い長い演奏。
そして、観客達の熱気もフィナーレ本体をはるかに超えてヒートアップしていきます。


聴衆も演奏者も、もう関係なかった。演奏が終わり、割れるような拍手喝采!
一礼するバンドマスターに、なんと「アンコール!アンコール!」の声が。

なんと、その後本当にアンコールを演奏してくれました!

もう最高でした!
みんな笑いながら、手拍子を打っているんですよ。舞台の上も下も!
この場にいるだけで自然に笑顔になり、体がリズムを刻むこの空気、少しでも伝わるでしょうか。

大歓声と共に、アンコールも終了。
「ありがとう!」という声が、バンドが舞台を去る最後まで絶えませんでした。


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