劇中登場VR説明
VR−024 TEUFELIA トイフェリア
【登場経緯】
Vca8年、火星極冠で起きた三つ巴の戦闘(FR−08の精鋭「MBV−747配備」とRNA「アファームドJ配備」とアダックス直属の部隊「VOX」)の最中に定位リバース・コンバートで出現し、歌声でDNA、RNA双方で計47機のVR撃破し、注目を集める。(※1)
生存者の話では既存のVRとは違い、まったく新しいVRで魔物を連想させる容姿を持ち、歌声やコウモリのような形状をしたエネルギー兵器を使用し、視野(モニターが機能不全に陥り、ブラックアウト)を奪われ、反撃する暇もなく撃破されたと語った。
【製造設定】
このVRはVR−024 トイフェリアと呼称され、プラジナー博士が0プラントで製造した初期のオリジナルVRと判明する。(※2)
この事は博士と交流が在ったアンベル4も知らなかったと思われる。
呼称は歌劇的神話系列魔女型機体。そして、製造経緯に対して、二つの説が浮上した。
プラジナー博士が狂気に駆られ、または、シャドウに取りつかれて、製造したと言う説とガラヤカのような人類にとっての脅威をVRに封印した説。(※3)
彼女は人間にコンバートする時には24歳の女性の姿(体高 168cm)を好んで使用し、また、VR−017のように拘束などの形跡が無く、彼女は各プラントに経歴や肩書を偽造し、所属して居たという事が確認されていた。実際に仕事もしていたと言われる。(※4)
トイフェリアはプラジナー博士の事を『あの人』と呼び、彼が製造した他のVRとは一線を画す。(※5)
尚、トイフェリアは0プラントのシャドウ組織(※6)に加わっていると話が流れ、シバルバーでヤガランデの生け贄にされたエース・パイロットの精神を再生させ、エージェントとして、勧誘しているという話が噂されている。
実際、トイフェリアはVc97年にプラジナー博士が失踪する以前から彼女は歴史の裏で活動(※7)し、0プラント解体時には当時、博士の紹介でデッドリー・ダッドリーに身を寄せて居たDr.アストール(※8)と協力し、0プラントの一部の研究員(※9)を逃亡させた。
【容姿とVR機能説明】
額に第三の眼(ルシファー・アオゲ)を持ち、顔には禍禍しい化粧またはペイントが施され、首元には自身の歌声を増幅する装置として、ブローチ(セイレーン・ルーフ)を装備し、右手の手のひらには口(トート・マオル)を持つ。
服装は、上が長袖でボタンの無い上着。下は他の女性VRと違い、黒のスラックス。
彼女の服には呪術に使われる呪文や魔法陣が描かれていた。
V−コンバータはアファームドの様に背中に埋め込まれている。
【ルシファー・アオゲ】予知能力に近い確立事象演算システムで在り、トイフェリアはこの一種の予知システムと言うべきモノを使い、行動を決める。
【セイレーン・ルーフ】トイフェリアの最大の武器である歌声の増幅器で在り、防御装置である。
【トート・マオル】 見た目は口で自我を有すると思われるが、実際は自我が無く、異世界(電次元)へのゲートで在り、使役物として主にコウモリを召還する。また、他のVRが定位リバース・コンバートの際に灯台もしくは誘導ランプとして、機能する。
※1 死んだパイロット達は皆安らかな表情をしていたと言う噂があるがFR−08側はこの事実を否定している。
※2 この際、トイフェリアの設計図が発見され、リリン・プラジナー独自ブランドにて、TT−24 トイフェリアとして、限定発売される。
TT−24はテムジンJやアファームドJのA型ように前衛としての能力を持ち、遠距離を苦手とし、各部に扱いづらく、捻くれた性能を持つ。
また、一定の条件を満たすと漆黒のオーラを纏う強化形態になり、攻撃力が上がる。
発動条件は自機のライフ50%以下でジャンプ、全ボタン押しで、発動後は防御力が下がり、10秒後には自動的に解除され、攻撃力と防御力が低下する。
※3 この二つの説は後に大きな間違いだったと証明されるのはまだ、先の話だ。
後者の説は最初から、否定された。ガラヤカで失敗した事をプラジナー博士が繰り返すだろうか。というモノだった。
※4 トイフェリアは多数の偽名を名乗っていた。
物腰は慇懃だったが、内情は慇懃無礼。
※5 匿名の情報に因ると、プラジナー博士が失踪する前に彼の所属する研究班で事故が起き、一人の女性研究員が亡くなった。亡くなる間際に彼女は前から志願していたあるプラン、即ち、オリジナルVRの自我となったという話だったが確認は出来ていない。
そして、彼女は24歳だったらしい。
※6 シャドウ組織とはザ・シャドウの事で在って、シャドウVRの事では無い。
彼女はシャドウ組織の設立メンバーの一人として尽力し、中核を成す一人である。
※7 その行動をプラジナー博士が容認していたのか、それとも、非合法だったのかは分かっていない。
※8 彼が出奔したのはトイフェリアの製造過程にあると言われているが、真偽は定かではない。
※9 プラジナー博士の研究内容を知って居た者達と言う見解が有力である。
TT−24 トイフェリア『序曲』プレリュードの能力値
(初期機体)
近接性能C+ 射撃性能(近C 中 D+ 遠E)機動性能C+
本機は機動性、近接と近距離を重点を置き、既存の女性VRとは違い、遠距離は不得意。
【武装の解説】
RW トート・マオル
手の平に生えた口から、コウモリを召還。高い相殺性を持つ。
前ダッシュでは高威力と高い誘導性を誇る二発のコウモリを召還し、しゃがみは追尾性に優れたコウモリを二発放つ。
ターボでは高速で巨大なコウモリを出し、モニターをブラックアウトさせる能力を持つ。
近接では右から左へ切り裂き、ターボ近接は腕を正面に突き出し、手の平の口で相手を噛み千切る。
ただし、射程は全攻撃、射程が300m位しか届かない。
CW リート(ドイツ語で歌)『魔王』
各攻撃で白い円形を直線上に照射し、前ダッシュでは威力は低いが相手を拘束する。
しゃがみは出の早い攻撃。
ターボではスピードは遅いが相手に大ダメージを与え、武器ゲージの回復速度を低下させる。ただし、この武器の回復も遅い。
近接では相手にかみつき、大ダメージを与えるが出が遅い。ターボ近接は噛み付きで特殊モード時に相手のライフを奪い、自分のモノにする。
この武器も400m程しか届かない。
LW タクト『導きの破滅』(※A)
音符を直線上に飛ばすが威力は皆無。だが、相殺されるとテムジンのボムのようにドーム型の音符の膜を形成、しゃがみではすぐに音符の膜を形成し、防御や煙幕代わりに使う。
ターボは音符を敵に張り付かせ、機動性能を低下させる。
射程は全般的に600m程だが、ターボは350m程。近接は左から右へ振るが威力は低い上、転倒させずらい。
ターボ近接は正面にタクトを突き出す。
近接では広範囲だが、威力は殆どない。
※A VR−024はタクトを持たず、基本的に素手か、斬首用の剣を使用する。
【派生機体】
TT−24 トイフェリア『葬送曲』(レクイエム)
近接性能B 射撃性能(近C 中 D+ 遠E)機動性能C
近距離に重点を置いて製造されたTT−24 トイフェリア『序曲』だが、近接の武器が無いのは困るとの要請を受け、急遽、開発されたVR。接近戦では役に立たないタクトの換わりに斬首刑に用いるエグゼキューショナーズ・ソードに持ち替えている。このソードにはスペシネフと同じように人の精神を取り込んだV−ディスクを使用し、その威力を増幅している。 機動性は落ちるがフェイイェンBHと違い、各種行動の隙が増えると言った類いの弊害は無い。
武装の説明
RW トート・マオル CW リート『魔王』共に変化なし
LW エグゼキューショナーズ・ソード
通常では怨念を含んだ黒い色の衝撃波を放つ。単発で上下と左右に誘導し、威力はそれなりにあるが相殺やすい為、牽制にしか使えない。
しゃがみでは山なりに飛び、障害物で消されない。ダッシュでは威力は落ちるが、相殺性が増す。飛距離は400m。
近接では左上から右下に斜めに高速斬り。出も早く、判定も強い。
ターボ近接では殆ど動作は同じだが、黒い怨念を刃に込めて斬る為、威力が上がる。
【派生機体】
TT−24 トイフェリア『交響曲』(シンフォニー)
近接性能D 射撃性能(近C 中 D+ 遠C)機動性能C+
広大な火星戦線では同一機種のVRで部隊を編成している部隊から、トイフェリアにも援護を主体とした機体の導入の要請を受けた。この要望を受け、遠距離に対応出来る装備に換装したのが、このトイフェリア『交響曲』(シンフォニー)である。
武装の説明
RW イビル・フィンガー
右手の指で印をきり、死者の怨念や邪念の集合体である黒いカラスを召還。低い山なりに放ち、攻撃する。しゃがみでは威力は下がるが高速でカラスを放つ。
ターボでは高威力の大きなカラスを空中に召還し、高速で急降下し、体当たりする。
近接では右から左に切り裂き、相手をダウンさせる。ターボ近接は上から振りかぶり、攻撃する。
この攻撃は飛距離が800mと長い。
CW リート『魔王』変化なし
LW シンバル『魔物の狂騒』
通常ではシンバルをマチェットなどの様に一つずつゆっくり飛ばす。(ハーフ・キャンセル可能)しゃがみでは一つのシンバルが長時間追尾する。ダッシュではすぐに戻ってくる。 ターボではシンバルを同時に左右から投げる。
近接では両手にシンバルを持ち、挟み込むように攻撃。ただし、転倒率は低い。ターボ近接は同じ動作で転倒率が向上する。
飛距離は600m。
SGV−417−RP
ユウヒ・サイナ少尉専用機 [Type VCa5年](※1)
VCa3年にTSCがVR−017を元に生み出した機体だが、リリン・プラジナーが独自の施設(※2)を使い、シュバルツ・シュネー所属のユウヒ・サイナ少尉など(※3)の為にSGV−417を元に再設計したVR。
レプリカ・エンジェランが持っていた各所に見られる歪みを取り除いた完全なるレプリカと呼べるモノに仕上がった。
尚、V−コンバータは商用VRでは無いモノの限定戦争に使用する為に第1プロジェクトを基幹とする超高効率のV−コンバータを使う訳にもいかない為、第2プロジェクトと間を取った1.5と呼称される高効率V−コンバータを採用している。(※4)
後にユウヒ・サイナが火星戦線で使用する機体は全て1.5規格のV−コンバータを使用し、オリジナル・エンジェラン自身に頼る事なく、駆動力を確保している。(※5)
尚、本機が1.5規格採用機体に選ばれた理由はこの規格の開発目的がVクリスタルを介する武器の召還能力の強化を重点に置かれ、開発されている為、CWなどの武装の強化やVアーマーの強化が著しく、特に竜の召還は2体から、最大5体まで向上している。
その結果、強大な戦闘力を確保する事に成功し、対アジム、対シャドウ用に様々な防護措が施されており、これらとの戦いに確実な戦果が期待出来るようになった。
限定戦争で稼働する才には出力を押さえているが、Vクリスタルを装備する対愚の法杖である為、攻撃力が2割程は押さえ切れないがパイロット技量でそれを隠蔽している。
ちなみにユウヒ・サイナ機には左肩にシュバルツ・シュネー所属を表すSsの文字が白地に黒で書かれている。
※1 実質的にはユウヒ・サイナはa4年からこのVRを愛用している。
※2 後のリリン・プラジナー独自ブランドの事。
※3 当時の階級で、管理者と呼ばれる彼女達は限定戦争従事の他に異界から現れたアジムと戦うと言う特殊任務を与えられていた。
※4 尚、1.5規格V−コンバータは第1プロジェクトを出来る限り低コスト化を行いながらも第2プロジェクト規格のV−コンバータを遥かに越える高効率と出力を誇る。
※5 VR−017 アイスドールが戦う事を渋った時の代わりの手段やパイロット自身が自分の技量に因りたいと言う様々な意見が飛び交い、開発経緯は不明。
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