組織解説 シュバルツ・シュネー(Schwarz・Schnee)


 元々、DNAにテムジンの有効性を訴え、限定戦争に魅力的な戦闘を提供し、
ボック系列を生み出した第3プラント アダックス(当時はムーニー・バレー)の動きを押さえる為に結成されたFR−08所属のMBV−707テムジン配備の特殊大隊。(※1)
 戦術プロデューサーにフレッシュ・リフォーの中核を担う重臣アリア嬢を准将権限で迎えて、結成された。
 この組織はピラミッド方式では無く、現場の司令官や指揮官に大きな権限が与えられ、現場の兵士らは常に偵察衛星から最新の情報を得て、行動している。(※2)
 それは設立当初から、一般兵士のVRに反映され、アンテナやOSが最低でもDNA指揮官装備が与えられていた。その為、指揮官機は色で見分けられていた。
 ダイナミズムに富み、その姿勢がウケたのか、視聴者の間には人気の高い部隊となる。
火星戦線では最後発組で情報収集を重要として居たので、VOX系列の猛攻の洗礼を最小限に被害を押さえた。
 基本はテムジン系列だが、3カ月も立たない内に新規開発のマインド・ブースターを実験的に配備(※3)し、徐々に他のVRとの差を埋めていく。
 大尉クラスの指揮官には特別に他のVRが配備される事も有り、ユウヒ・サイナ大尉のエンジェラン「慰撫」+などを始め、強力な力を発揮した。(※4)
 エンブレムは黒い雪だるま。
 シュバルツ・シュネーとは独語で黒い雪を現すが、第3プラントに対しての露骨な圧力となり、その様はアダックス曰く、悪意の黒雪と呼ばれた。
 その関係は火星戦線でも尾を引き、VOX系列と激しい抗争となる。
ちなみにユウヒ大尉は軍曹(※5)の頃から、この部隊で戦い、卓越した技量で大尉に駆け上がった。

 ※1 フレッシュ・リフォー内にはMBV−707で利益を上げようとしていた一派が有った。第3プラントに対して、10/80の改修強要もこの一連の動きである。
 彼らはこのシュバルツ・シュネーの運用と戦術を当時、リリンに左遷されたアリアに委託し、彼女は自分の条件を飲む事を契約とし、彼らはそれを受け入れた。
 条件とは以下のようなものだった。
 一つ 部隊の運用(配備VRなど)に一切口を挟まない事。
 二つ シュバルツ・シュネーの応援(支援)要請は必ず迅速に答える事。
 三つ この部隊に対して不当な圧力及び、脅迫行為をした者を告発する事。もし、その行為を知りながら、それを放置した場合、同罪と見なし、これを断罪する事。
 四つ 総責任者であるアリア准将の行動に正当性が有る限りこれを妨害する事を禁ずる事。
 五つ 以下の契約条項を破棄及び違反した場合には厳しくこれを罰則するものなり。以下多岐に渡った。

 ※2 これを現在に例えるなら、アメリカ軍が装甲車の情報収集能力を一人の兵士の装備に反映させた事だろう。
 第4回の新機体案大会(仮)の《MBV(MTV)−747−B》に現れている。

 ※3 テムジン707J/Sなどがこれに当たる。アリアはVCa2年から、持ち前の配慮でリファレンス・ポイントに訪問し、彼らを手厚い恩情と援助で、独自のパイプを築いていた。

 ※4 特別に違う機体を駆っている者達は例外なく特殊任務に従事していた。

 ※5 転属直後に彼女は准尉に昇格され、小隊指揮権を与えられた。これは前所属が彼女を正当に評価していなかったからだ。


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